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テレビがある部屋にはクーラーがないので最近テレビから遠ざかり気味だったが、今日はちょっと暑いのをがまんして録画していたテレビを見る。２週間ぶりに見た朝ドラ「半分、青い。」ではヒロインのスズメが妊娠していた。スズメは律と結婚するものだと思っていたのに、漫画家を辞めてからというもの、全然違うドラマが始まったみたいな感じ。といっても、そんなことはリアルの人生には良くあることなのだけど。スズメには漫画家としてもっとがんばって欲しかった気もする。「0655」の自由研究特集もみる。トイレットペーパーの芯はどれくらいの高さから落としたら立つのか、を調べたり、豚汁はなぜ味噌汁よりも冷めにくいのか調べたり、チョロQを紙箱で作ってみたり。自由研究って面白そうだなあ、子供がうらやましい。僕も子供の頃、夏休みに自由研究の宿題があったと思うけど、何をどうやって調べたらいいのかがわからなかった。親もそんなことわからないから教えてくれない、テレビも雑誌も教えてくれない、学校の先生はレポートの書き方みたいなことは教えてくれたけど、８月後半になってやっと自由研究をせねば、と思った時にはもう先生の話なんて忘れてる。けっきょくそこらへんに転がっていたサイコロを何回もふってみて、出た目の数を紙に書くだけ、みたいな研究（研究といえるのか？）を適当にやってとりあえず提出する、という残念な子供時代だった。
先週本屋で見て気になっていて、でもなんか中身が薄そうだな、と思って買わなかった高橋名人の新書が今頃になってやっぱり読んでみたい、となり、仕事帰りに３軒本屋をまわるがどこにも置いてなかった。ないとなると欲しくなる。代わりにユゴーの「ライン河幻想紀行」を買う。

(153)高橋名人のゲーム35年史 (ポプラ新書)

ライン河幻想紀行 (岩波文庫 赤 531-9)

保坂和志の「朝露通信」の書き出しの文、「たびたびあなたに話してきたことだが僕は鎌倉が好きだ。」というのは「ライン河幻想紀行」の「たびたびあなたに話してきたことだが、わたしは河が好きだ。」を借用した、ということだけど、こういうふうにイントロだけ借りて曲を作る、というのも有りなんだよな。スパイラル・ライフがスマッシュ・パンプキンズの「TODAY」のイントロを借用して「Where're you from, where're are you going?」を作ったように。だから僕が新曲「チョキチョキ」で「Where're you from, where're are you going?」のイントロを借用したっていいんじゃないか。スパイラル・ライフを良いという人はあまりいないけど、僕はけっこう好きだ。