寝かしつけ

 娘とお風呂に入るのは娘と二人だけで過ごせる嬉しい時間なので僕も妻も公平に一日交代で娘とお風呂に入ろう、という決まりになんとなくなっていて、ごはんの後で熱いお茶を飲みながら録画しておいた「とと姉ちゃん」を三人で見てから8時過ぎにお風呂に入り、そうすると娘と一緒にお風呂に入った者が娘を寝かしつけることになる。「いやー!」と走って逃げる娘をなんとか追いかけてドライヤーで頭を乾かしてやって、「いやー!」と口を閉じる娘を「歯を磨かないと虫歯になるよ、虫歯は痛いよ」と脅しながら歯を磨いてやって、それから絵本を読んで寝かしつける、このときに一緒に横になると親の方がすぐに眠くなり、絵本を読む声がどんどんむにゃむにゃと曖昧になり「とと、寝ないで」と娘に起こされるというのは横になると副交感神経が働き始めるからか。横になる前は娘を寝かしつけたらふとんから出て「ドラクエ」の続きで遊ぶぞ、本を読むぞ、ブログかなんか書くぞ、などと思っていても娘がやっと眠る頃には僕ももう起き上がることができなくなっていて、そのまま歯も磨かずトイレに行きたかったのもうやむやなまま眠ってしまう。