本当はたまごから赤ちゃんがうまれるはずだったんです

今朝見た夢。

映画と演劇が融合した舞台芸術を見に行く。観客は舞台のセットに上がって登場人物になったつもりでそれを見ることになっているらしい。狭い部屋にぎっしりと詰め込められて前に立っている人たちの頭の隙間から舞台をみる。映画を上映しながらそれとシンクロしつつ演劇が演じられる。わたしの妻と杉川さんが出演している。最後にたまごから赤ちゃん(人間の赤ちゃんであるらしい)が生まれてそれがものすごく感動的、という演出意図であるらしいのだが、トラブルでたまごがかえらず、特に感動もせずに終わってしまう。妻が出演していることもあり、わたしは3回か4回ある公演のすべてを観に行っているのだが、毎回たまごがかえらない。三度目くらいの上演になると、妻はアドリブで舞台上で「赤ちゃんはうまれないんですかね?」みたいなことを杉川さんに言う。すると杉川さんもなれたもので「なんでわたしはこんな(いかにも赤ちゃんをあやすのに使いそうな)おもちゃなんて持っているんだろ」などと返す。二人は小首をかしげつつ舞台のソデに引っ込んで行く。最初のうち、わたしは今回はたまごはかえるのか、と心配しながら舞台を見ていたが、三度目くらいになるともうあのたまごがかえるところは見られないんだな、とあきらめてしまっている。