土日は台風が来るという。ので家でのんびり過ごそうと思い、レンタルDVDを借りて来たんだけど、金曜日の夜に半分くらい見てしまう。借りて来たのは「ドラえもん」と「ちびまる子ちゃん」。ドラえもんは1980年前後のやつで、映画「のび太の恐竜」と、あと普通のテレビでやってたのをまとめたやつなんだけど、テレビでやってたのは絵が下手というかいびつというか不ぞろいというか縮尺がおかしいというか、なんかちょっとどこか狂ってる感じ。時間に追われながら毎週毎週描きまくっていたんだろうな、ドタバタしながら作ってたんだろうな、という苦労が目に浮かぶ。とにかくテンポが良くぱっぱぱっぱと話が展開していく、それに置いて行かれないようにと家族3人でテレビにかじりつき大笑いしながら見る。
今テレビでやってる「ドラえもん」はなんだか好きになれず、二回ほど見たけれどそれ以来みるのをやめてしまった。こないだやってた話、ドラえもんの調子が悪くなってしまい子供達を集めて下手な歌を聴かせる、という話はみていて不快感ばかりを感じた。藤子不二雄へのリスペクトを感じない。薄い話を引き伸ばして時間稼ぎをしてる印象。ドラえもんを使って勝手なことしやがってと、この話を書いた脚本家に怒りを感じた。しかし娘はまんざらでもないようで喜んで見ていた、そうか、君はこの「ドラえもん」でもいいのか、君は平成生まれの今時の子供なんだね、とさみしさみたいなのを感じる。