小学校で不審者と間違われる、ということも、最近ではほとんどなくなって来ました

 こないだまわって来た回覧板に、近所の小学校で図書室のボランティアを募集しているということが書かれてた。ちょっと興味があったので小学校に電話をしてみたら、ほいほいと「では明日来てください」ということになり、それで今朝、小学校に行ってきた。最近の小学校は不審者とかに厳しいという噂も聞いていたので、面接とか履歴書の提出とかあるのかな、と思ったりもしてみたけど、電話番号さえも聞かれず。
 僕のほかには小学生の保護者の人がふたりいて、初日のぼくが貸出カウンターに座り、お母さんふたりは本の整理だとかをしていた。子どもたちはちっこくてかわいいな、やっぱし。そんでもって、かわいくて素直だ。言われた通りのことをする。子どもが本を返しに来ると、僕がバーコードを機械に読み取らせて、それからまた子どもに渡し、子どもはその本をもとにあった本棚に戻しに行く。本を借りに来ると、学年と組と名前を僕に告げて、本のバーコードの貼ってあるところを僕に差し出す。子どもが全部やってくれるのでらくなのだけれども、ちょっと素直すぎるかなとか思ってみたりも。一列に並ぶことができない。とか、自分の学年が言えない。とか、返すのか借りるのか忘れる。とか、借りる本を選べずに泣く。とか、ぼくのことを間違って「お母さん」と呼ぶ。とか、そんな子どもがいてもおもしろいだろうにな、とか思わなくもない。
 本を借りに来るのはほとんどが2年生と4年生ばかりだった。こういうのは担任の先生によるのかしら。