今日は生まれそうだ、今日こそはうまれそうだ、とバンドの練習やライブを欠席し続けて10日ほどたつ。こんどのライブは結構お客さんも多いみたいだよ、できればバンド全員そろって演奏したい、ということだったので、昨日はベースをかついで「ライブ・キラウエア」に。三日間のイベントで、最終日には(つまり今日だ)イースタン・ユースも来るという。さぞかしでかい音で演奏できるのだろうな、と思っていたんだけど、そうでもなかった。ライブの会場が一階と二階とふたつあったんだけど、一階はなるほど、すごい。でっかいスピーカーがあって、ステージは客席より1メートルくらい高くなってて、照明とかミラーボールとかスモークとかもついている。ここで聴いたLainy J Grooveは迫力があった! バスドラの音が鳴るたびにスピーカーから風が吹いた。客席の若い男女は踊り狂っていた。けど、二階の会場は練習用スタジオだったんだった。いつも練習してるスタジオをちょっと広くしたくらい。裸電球が照らすじゅうたんの上に10人か20人くらいの人が体育座りで演奏を聴いてくれた。

 今日は妻の実家ちかくの喫茶店で昼食。先週さくらももこのエッセイを読んだ店。店のおばちゃんは先週に引き続き妻のお腹をさわって、出てるねーと嬉しそうにいう。バーガーセットを食べたが、自家製のハンバーグがとてもうまかった! おっさんばっかりが集うこのお店の雰囲気がのんびりしていて、どこか南の島にありそうな喫茶店だよね、と妻と話す。近所のおっさんが自家製のはちみつを持って来て店のおばちゃんに「はちみつレモンにでもしいや」と渡していたり、店の奥から小学生の女の子が出て来て恥ずかしそうにお客さんらに「こんにちは」と挨拶をしたのち、「おじいちゃん、ちょっと」と店の主人を連れて店の奥に引っ込んだり(夏休みの宿題を手伝ってもらうらしい)、そういうなかでさくらももこのエッセイをだらだらと読んでるとすげえリラックスする。