山奥でたき火をしたらどんなことになるか

今日はバイトが昼から。
朝に『もがりの森』をDVDで見た。茶畑みたいなところでおいかけっこをするシーンが良かったなあ。人の感情とか気持ちとかのやりとりっていうのは、会話なんてしなくても、追いかけっこするだけでけっこうじゅうぶんに伝え合えるものなんだよな、と思った。うれしそうに追いかけられているおじいちゃんをみながら、誰かに追いかけてもらえることの幸福さを思った。

『もがりの森』を見てからバイトに行ったので、バイトで店番をしているとき、僕が女の人と二人きりで山奥に行ったらどんなことになるのかしら、なんてことを考えていた。
映画の中では、雨に降られてびしょびしょになった二人がたき火の前で体をこすったりしてたけど、僕がだれか女の人とそんなことになったら、やっぱり、僕はその人のことが好きになっちゃうんじゃなかろうか。いや、好きとかそういうのは超えちゃって、もっとものすごい感情を持つことになるんじゃないかしら。

バイトが終わってから森さんに会い、森さんから映画のチケットを買った。『花の袋』という映画で、森さんはこの映画に出演している。6月22日に奈良の大きな映画館で上演されるらしい。僕は奈良県に行ったことがないので、この機会に奈良の大仏さんを見てこようと思う。
森さんは撮影で奈良に行っているときに、『もがりの森』のおじいちゃんが経営するカフェに行ったのだそうだ。カフェには映画の台本とか、おじいちゃんが映画の中で着ていた服とかが飾られているのだそうだ。それにしてもあのおじいさんがカフェの経営者だったとは。

森さんちの近くの中古レコード屋さんでTen Years Afterの"Rock&Roll Music to the World"を500円で買った。Ten Years AfterはAlvin Leeの速弾きで有名なバンドなんだけど、この映像を観るとベーシストもすげえベーシストで、なんか猛烈な弾き方をしていてすげえかっちょいい。