「おしめを替える女性」など

関西に住んでいながらまだ国立民俗学博物館にいったことがなかった。こないだ演劇の発表が終わったので暇になり、今日はバイトもなく、部屋に閉じこもっているのもつまらないので、国立民族学博物館に行って来た。
すごくおもしろかった! 5時間くらいいたのだけれども、全部きちんと見ることができなくて、後半はだいぶ急ぎ足で通り過ぎてしまった。また近いうちにもう一度行きたいな。というか、いつか女の子と一緒に行ってみたい。
今回みてみて一番心を惹かれたのはイヌイットの彫刻で、
「クマが呼んでいる」とか、
シロイルカを背負って魚を捕る女性」とか(なぜシロイルカを背負わなくくちゃならないんだ!)、
「踊るホッキョクグマ」とか、
「おしめを替える女性」とか(なんでそんな場面をわざわざ彫刻にするのだ!)、
「一心同体になった友達」とか、
「犬を縛ろうとするイヌック」とか(なんで犬なんか縛るんだ!)、
とてもキュートな彫刻で、ぼくはひとりで「萌えー! 萌えー!」といいながら彫刻を見ていた。

万博記念公園で、はじめて「太陽の塔」をちゃんと見た。
国立民俗学博物館でいろんなものを見た後で「太陽の塔」をみると、「太陽の塔」も、人間が何千年もかかって積み上げて来た文化の延長にあるんだなと感じた。太陽の塔岡本太郎がひとりでつくりあげたわけじゃなくて、人類がいろいろ作ってきた仮面とか彫刻とか偶像とかトーテムポールとか、そういうものを積み上げて来たその先に岡本太郎がいて、岡本太郎という点を通してそれらの人類の文化が表現されたのだな、と思った。

モノレールの駅には吹田市のシンボルを描こうというテーマの絵の展示があって、小学生の書いた絵がいっぱい貼ってあったんだけど、その絵の98パーセントくらいが「太陽の塔」の絵だった。しかし、絵をみても「太陽の塔」のすごさはちっとも伝わってこない。あの圧倒的なでっかさとか、表面のごつごつとした質感とか、キン肉マンがしかめつらしたみたいな顔の不穏さとかは、やっぱり実物をみないと伝わってこない。というか、絵では伝えられないからこそ、岡本太郎はあんなにでっかい彫刻をつくったのだろうな。

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やー、しかし女子サッカーはおしかったなあ!