京都の蝉はギシギシと鳴く(決してミンミンとは鳴かない)

結婚してから、毎週日曜日に妻からおこづかいがもらえるようになった。おこづかいをもらうと本屋に走っていって、一冊本を買う。毎週一冊ずつ、1700円くらいのハードカバーの本を買い、一週間でそれを読む、というのが最近の私のお金の使い方だ。ときどきCDも買ったり。
ひとり暮らしをしているときは、本屋に行けばまとめて何冊も本を買ってきて、それを畳の上に積み上げておいて、結局読まずにまた新しく本を買って来る、というパターンが多かったのだけれども、毎週一冊ずつ買うようになると、本屋で厳選して買って来た「この一冊だぜ!」というのをじっくり一週間かけて読むようになって、もしかしたら以前よりも良く本が読めるようになったんじゃないかしら、という気がする。
今月買った本は、
第一週『ねたあとに』長嶋有
第二週『死んでも何も残さない』中原昌也
第三週『星座から見た地球』福永信
第四週『黄色い雨』フリオ・リャマサーレス

『星座から見た地球』がすごく良かった。これから何度も読み返したい。何度も読み返したい本が手もとにあるというのは、なんて良いことなんでしょう、と思う。

今週くらいから蝉の声が大きくなって来た。我が家の門扉で抜け殻から出て来ていた蝉を激写。