マイケル・ジャクソン、とこちゃんベルト、飲み会の反省点

noise-poitrine2013-06-11

 朝、出勤途中でバイクがエンストした。くるぶしを擦りむくまでキックしたが、いっこうにエンジンがかからない。保育園に行くバスに子供を乗せ終えた女の人がとおりかかり、僕が半泣きではあはあいいながらキックしているのを見かねて色々アドバイスをくれたが、やはりバイクは動かない。バイクを押して修理屋さんを探してさまようが、修理屋さんはまだ開いておらず、やっとみつけたガソリンスタンドに行き、スタンドの人に泣きつく。で、スタンドがバイクにまたがりキックをすると普通にエンジンがかかった。でも、すぐにエンストしてしまう。このままバイクを修理せず仕事に行ってしまうと、帰るときにエンジンがかからなくなる心配がある。職場は山奥なので、そこでバイクが動かなくなると鬼やばい。なので、一度家にお金を取りに帰り、修理屋さんが開店する10時を待って修理屋さんに行く。見てもらうとバッテリーと点火プラグが寿命であるらしい。バッテリーと点火プラグを新品に取りかえてもらい、チェーンの調整もしてもらって、全部で9660円。思わぬ出費。
 自転車のタイヤやら工具やらが乱雑に立てかけてある修理屋さんの壁に、80年代のマイケル・ジャクソンのポスターが貼ってあった。壁は機械油で真っ黒なのに、ポスターはやけに新しく見える。赤いスクーターを真ん中にして、白人の女の人と黒人のマイケルが立っている。
「これってマイケル・ジャクソンですか?」
「あ、よくわかりましたね。それはね、もう30年くらい前のですね。いや20年くらいか」
「まだ真っ黒の頃ですもんね」
「結構これ、値打ちあるんですよ」
「でしょうね」
「オークションに出そうと思ったんですけどね、破れてるからやめたんです」
とのこと。見ればマイケルの他にも古いポスターがいろいろ貼ってあった。

 あとで家に帰って調べたら、マイケルがスクーターの宣伝をしている動画が見つかった。

 仕事には2時間遅刻。今日も緞子を五尺。

 そして今日は妻の定期検診の日。胎児は特に異常なし。妻が定期検診に行く日は雨が降ることが多くて、「赤ちゃん=雨女説」がささやかれていたのだけれど、今日は朝方の雨が昼頃には上がったので、どうも赤ちゃんは雨女ではないらしいよ、と胸をなでおろす。
 最近は4Dというやつで胎児を立体的に見ることができるのだけれど、今までに2回ためしてみて2回とも顔を見ることができなかった。今日こそは見られるかもしれない、と期待してたけど、今日もやっぱり赤ちゃんは顔を隠していた。顔を見るのは生まれた後になりそう。逆子でもなく、母子ともに順調。
 最近は胎動が複雑になって来ている、と妻はいう。以前は単純に蹴るだけ、とかだったのが、最近はお腹の中を手足で探っているような動きをしているらしい。
 妻、とこちゃんベルトを購入。

 『別れる理由』85を読む。野上さんの妄想がいよいよはげしくなる。「ソフトアイスクリームをねだられて買ってやり、子供に渡す前になめはじめたものだから、パパずるい、といわれたご主人は、そのままぼくの姿です。」と、永造がしゃべったであろう言葉を野上さんが勝手に想像してそれをしつこく永造にしゃべる、という変にねじれたとこがなんともいえない。

 図書館で借りた『ブンミおじさんの森』を見る。ゆっくりした映画で、こういうのは好きな方なのだけれど、寝転がってみていたら妻も僕も猛烈に眠くなり、途中で寝てしまった。気がついたら11時半。戯曲も小説も書けず。

 こないだの飲み会の反省点。お菓子はしょっぱいものばかりが集まってしまったので、次回はチョコレートなどの甘いものを用意したい。そしてある程度お酒を飲んだな、と思ったら熱いお茶を出すことにしよう。しょっぱいお菓子を食べてのどがかわくものだからビールをがぶがぶ飲み、そのせいで最後はぐでんぐでんになってしまったのだな。ビールがいっぱい集まったので全部飲みきってしまおう、と思ったのがよくなかった。

 

 今日の忠告。目がやばい。
 これは今年の4月に僕の実家付近で撮影したもの。僕が中学校に通っていた頃からずっと貼ってある。中学生の僕は毎日これを見て「ああ、あんな目をして死にたくないものだ」と思いながら通学していたのだった。