ネコ穴

noise-poitrine2013-07-10

 夜、劇団hakoの工藤さんと「ネコ穴」にて飲む。
 僕らより先にふたりの女性が飲んでいたのだけど、そのひとりが僕のことを知っているという。以前僕が「チョキチョキ」で歌を歌ったのをきいたことがある、という。こういうとき、京都の人は必ず「せまいねー」という決まりになっているので、その場にいた全員で「せまいねー」を言い合う。
「すごいグロい歌を歌ってましたよね。女の子の足がもげて、みたいな」といわれるが、そんな歌を歌った覚えがない。良く考えてみると「耳鼻科の医者の歌」に「赤いパジャマの女の子、粘土を丸めて投げつける。チョコパン大好きアンドレイ、踊りを踊って死んじゃった」という歌詞があるので、それのことだったのかもしれない。
 僕の歌はそんな風に、「グロい」というふうに記憶されているのか、というのが意外でおもしろかった。
 私たちが子供の頃、必ず一人は少し頭のおかしな大人が近所にいて、クワガタ虫を子供に配ったり、「50円やるから俺のポコチン見ろ」とすすめて来たり、小指から血を出してバケツ一杯ためたり、自転車をかついで見せたりしてくれたよねー、という話になる。私の近所でいえばさしづめマー坊がそれにあたるだろうか。

 工藤さんに「俺こんど子供ができるんだ」という話をすると、「あのひとのところもできたらしい」「あのひとのところは今度できるらしい」という話を聞く。
 最近私の周りで出産が多いような気がするのは、ポポポ婚のひとたちがそろそろ出産する時期に来ているからなのか。