入園式

noise-poitrine2014-04-01

 四月一日は娘の保育園の入園式。妻はこの日が新しい職場の初出勤なので、初日から仕事を休むわけにもいかなくて、入園式には行けない。僕が仕事を休み、ベビーカーを押して娘とふたりで入園式へ。天気の良い日だった。桜が咲いて、賀茂川を散歩する人はみんなのんびりと気持ち良さそう。ベビーカーからこちらを見上げている娘はときどき笑顔を見せて、手をぱたぱた振ったりして、暖かい空気や桜の匂いなんかを楽しんでいるようだった。
 保育園につくと二階の部屋へ。いろんな行事をする部屋。「あそぼう会」も保育園説明会もこの部屋でやっていた。これから五年間つきあうことになる赤ちゃんたちと、その父母が立ったり座ったりしている。しばらくすると年長組の子供らが入って来て、並べられた椅子の一番前の列に座った。
 入園する子供の名前がひとりずつ呼ばれる。呼ばれた子の親は子供を抱きかかえて前に出て、客席(?)と向き合う形に置かれた椅子に腰掛ける。入園する全員が前に出て座ると、年長組の子供たちが紙でできたペンダントを入園する赤ん坊たちの首にかけてくれた。それから歌。なんという名前の歌か分かんないけど、「おーはなーが、なーらんだー」という歌。今は親のひざに抱えられてきょとんとしているこの赤ん坊たちも、あと何年かしたらあちら側に立って元気に歌をうたうようになるのか。
 式が終わったあと、これから娘が一年間過ごすことになる部屋へ行き、着替えやオムツを入れるロッカーの説明を受ける。一人の子に父、母、祖母の三人がついて来ている家庭もあったりして、あまり広くない部屋はぎゅうぎゅう詰め。話し声、泣き声でえらい騒ぎと熱気。オムツを替える人や、すみっこで授乳をする人も。
 二、三人のお母さんやお父さんとしゃべって、お互い名前を言い合ったりしたのだけど、名前はきくそばから忘れてしまう。名前を覚えても顔を忘れる。腕の中でもそもそ動き回る娘を落とさないようにと、そっちに注意が行っていたからかしら。
 入園式のあとで妻の実家へ。妻のお母さんと明日以降の打ち合わせ。2週間程ならし保育があり、ならし保育の間は1時間とか2時間しか娘を保育園に預けられない。それ以外の時間は妻のお母さんに娘の面倒を見てもらうことになる。