葡萄ジュースを飲みたいときは植物園に行く

雨。ついテレビをだらだらと見てしまうがテレビばかり見ていてもダメだと思い、しかしテレビを消したところですることが特にない、娘が妹役、僕が兄役でごっこ遊びをする(妻はほかの用事)。
「お兄ちゃん、今日は引っ越しね」
「そうだな、妹。この家とも今日でお別れだな」
とかやっていると演劇の稽古でやったエチュードを思い出す。しかしエチュードの途中で僕は先週末に図書館で借りた読みかけの本が気になって、
「お兄ちゃんは今から本を読むからな」
と読もうとするが結局ままごとにも読書にも集中できず中途半端。娘と遊んでいると自分の時間が欲しくなり、一人になると娘と遊びたくなる。
お昼にラーメンを食べたあと、家族三人で昼寝をしようとするが子供が親より元気で全然寝ない。布団にもぐって目をつぶっている親たちの横で子供は小声でブツブツ一人でままごとみたいなことをしていた。午後はホットケーキを作って食べたり絵を描いたりして過ごしたあと、3時50分頃に娘が急に口をへの字に曲げて半泣きで「植物園が閉まっちゃう」という。昨日「明日もジュース飲みたい」という娘に「そうしよっか」と答えたのだった、約束は守らねば。僕と娘で自転車に乗り、閉園前ギリギリになんとか滑り込みセーフ。葡萄ジュースは植物園以外でも飲めるんだけど3歳の娘には葡萄ジュースは植物園とセットになっている。雨上がり、暗くなりかけた午後4時過ぎ、絵本コーナー(野外)で震えながら冷たいジュースを飲みつつベンチで絵本を読む。寒いから30分ほどで帰った。
笑点」「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」の三つの番組は娘が一週間で一番楽しみにしているテレビ番組かもしれない。
晩御飯は肉うどん。
ドミノで遊んで絵本を二冊読んで9時に就寝。