ギター教室のこと

フジ・ロックというものがあるけれども、明日のぼくのライブはくじ引きで曲を決めるので、あえて名前を付けるとしたら、さだめしクジ・ロックになるのであろう。

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ところで昨日はギター教室の日だった。昨日の生徒さんはもう4回目くらいの生徒さんだったので、そろそろ理論の話に入っても大丈夫だろうとぼくは考えて、それでドミナントだとか、サブ・ドミナントだとか、ブルーズのコード進行だとか、スタンド・バイ・ミー・コード進行(循環コードと呼ぶ人もいる)だとか、代理コードだとか、短7度だとか、減5度だとかの話をして、ほとんどギターは弾かなかった。ギターを弾くのは家でひとりでもできるけど、理論の勉強はなかなかひとりだとやりにくいだろうなと考えてそうしたのだし、それに曲のしくみがわからずにただコードをコピーして弾いているだけでは、上達が遅いだろうなとも考えて、それで理論の講義みたいなギター教室になったのだった。
フィンタックのブログを読むと、ぼくたちは昨日「なごり雪」を弾いていたらしいのだけれども、それはたぶんスタンド・バイ・ミー・コード進行の説明のときにちらっと弾いただけで、実際ギターはほとんど弾かなかった。生徒さんは「勉強になります」と言っていたけれど、ギターを弾かないギター教室で本当にいいのだろうか? もっとどんどんギターを弾いて、「そこでコード・チェンジするときは先に中指を二弦に持って行って・・・」とか、弾き方の練習をいっぱいした方がいいのだろうか? うーむ。
ともあれ、まだまだ生徒さん募集中です。金曜日のお昼は暇でしょうがないという人、音楽の理論の勉強をしたいという人、フィンタックのおいしいごはんを食べてみたいという人、どうかギター教室に来てみてください。
ブルーズのコード進行とかむずかしそうだし、それにブルーズっていうのは淡谷のり子の歌みたいなやつですか? という人、そんな人も心配しないで来てみてください。

ぼくのギター教室でやるブルーズとは、つまりこんなブルーズです。ブルーズのコード進行とはこのようなコード進行のことをいうのですよ。