気分がいい時は寝る前にポテトチップスとアイスクリームを食べます

昨日は、大丸前で6時に。と妻と待ち合わせをしてONJTのライブへ行った日。
僕の仕事は4時でおわり、6時まで時間があったのでジュンク堂で本を買う。『JAZZDOMMUNE』と『植草甚一の勉強』。最近菊地さんと大谷さんの本ばかり買っている。

植草甚一の勉強

植草甚一の勉強

妻と合流して中華料理屋へ。このお店は、以前「つちだるま」の二人と「アトリエ・フィンタック!」でライブをした時に、打ち上げをするのに来たのだった。あのときつちだるまの二人は「僕たち、結婚しますから!」と、それぞれの婚約者を紹介してくれたのだった。うらやましいことですね、とあんぐり口を開けてその口にビールとピータンを詰め込んでいた僕も、今では立派な既婚者となったのだな、とそこはかとなく感慨深いような。それにしてもあのときはピータンたのみすぎだったっ。いったい俺たちは何皿ピータンを食べたことか、と懐かしく思い出して遠い目になる。
で、ふと気がついてみればライブの始まりまであと30分しかないじゃないですか。黒酢ラーメン、中華丼、セロリ入り水餃子、を急いでつめこんで磔磔ダッシュでむかう。
そして人生初のONJT。まず思ったのが野蛮だなあ、ということで、いい歳のおとながあんなに野蛮な音を出してしまっていいのだろうか、と少し心配してしまい、それから、そう思ってしまっている自分の保守的な姿勢に残念さを感じる。しかし残念なのも最初のうちだけで、この野蛮さがどんどん嬉しくなってきて、もうお風呂にでもつかってるような感じで、音がなっている空間にぼーっと座っていて、気がついたら2時間くらい時間がたって、ビールの中瓶が2本空になっていた。
ほどよくよっぱらった僕と妻は帰り道のコンビニでポテトチップスとアイスクリームを買って家に帰り、お風呂が沸くのを待つあいだ、ガスストーブの前でそれらを食べつつ本を読み、そのようにして木曜日は平和に終わったのだった。
それにしても『JJAZZDOMMUNE』はおもしろいなあ。チェット・ベイカーって、マフィアに歯を全部折られて総入れ歯にしてたんだとか、そんなこと僕はちっとも知らなかった。チェット・ベイカーが歌を歌ってて入れ歯がはずれたときの音が入ってるレコードを笑いながらかけている菊地さんと大谷さん。とかを読むと、僕は「この二人すげえや」と心からの尊敬のまなざしで天井を仰がずにはいられない。
JAZZDOMMUNE (DOMMUNE BOOKS 0008)

JAZZDOMMUNE (DOMMUNE BOOKS 0008)