今日は仕事が休みだったので、朝から日食を見た。パン屋さんでパンを買って、鴨川の芝生の所に座って、この日のために買っておいた日食眼鏡で太陽を見た。太陽は、ふーん。という感じで、確かに丸く輪っかができているけど、でも、ふーん、そういうものか。という感じで、それほど感動もしなかったのだけれど、あたりの景色が薄暗くなって行く、というその暗さに非日常みたいな物を感じて、それがとてもよかった。空は晴れているのになんだかぼんやりと暗くて肌寒い。風にざわざわと揺れている木の影がやけに濃くて不穏な空気を醸している。その薄暗い芝生で次のキンカン日食の時にはわたしはもうここにいないのだな、と思ってみたり。わたしの子孫とかが、何百年か後に、同じようにこの薄暗さの中に身を置くことになるのかとか、未来のことを思ってみたり。
 せっかく仕事が休みなのだからと、京都に新しくできた水族館に行った。平日だから空いているだろうと思ったがとんでもないことで。とんでもなく混んでいた。もう、あんまり混んでいるのでイルカショーのベンチにショーが始まる一時間前から座ってセキトリをし、そこで弁当を食べ、ショーを見たらもう疲れてしまって、その他のものはあまり見ずに帰って来た。ペンギンも大水槽もゴールデン・ウィークに一度見たし、年間パスポートつくったし、またいつでも来られるかと。