アニー

 昨日は7時半にはふとんに入ったのだが、ぜんぜん眠ることができず、うとうとしたころに咳をして目をさましたり。そろそろ朝だろうか、と時計を見ればまだ1時だったり。のどがぜえぜえと音をたて、胸が苦しく、これは肺炎に違いない、俺は肺炎で死ぬのだ、などとふとんの中で心配になったり。ぜえぜえと荒い息をしながら山登りをする夢を見る。

 朝9時、目を覚ますと、胸の痛みも去り、呼吸も普通にもどっている。なんとか生き延びたぞ、とほっとする。汗びっしょりになっているので着替える。

 テレビで「アニー」のオーディションを見る。オーディションで受かった、落ちた、と言って泣く子供たち。大人はあんな風に大勢の子供たちを泣かしていいものなのか。
 しかし、あの子たちはなぜミュージカルに出たがるのか。わざわざアニーのために山口県から東京に引っ越してきたりしないで、山口の学校で学芸会の「桃太郎」に出てたらいいじゃないか。どうしてもやりたいんだったらあと7、8年待って、大学に入学したときにミュージカル部にでも入ったらいいんじゃないか。

 昨日、おととい、と家事をしに通って来てくれた妻だが、今日は雨なので、実家でゆっくりしてもらうことにする。

 娘の写真を見て時間をつぶす。

 おくいぞめなんてしたっけな。ずいぶん前のことのような気がする。見てみろ、まだ毛も十分に生えていないじゃないか、とパソコンの前でひとりで