おもしろいポッドキャストはないものか、といろいろ探しているうちに「そんないプロジェクト」に行きあたり、「そんない理科の時間」を聞くようになったら急に宇宙だとか星のことに興味が出て来た。いや、僕だって子供の頃は図書館で借りた宇宙の本を読んで宇宙のことをいろいろ考えてワクワクしていたのだったが、大人になったらそんなことすっかり忘れていたんだった。そうだ、俺は宇宙が好きだったんだ、思い出した。仕事帰りに近所の本屋に行って何か宇宙の本はないか、と探したりしているんだけど、小さな本屋にはあまり宇宙の本が置いていない。ので、土曜日は街に出て宇宙の本を探す。が、ついつい『アトリエ会議』を買う。磯崎さんがまじめなことを言うと、横尾さんや保坂さんが「そんなことを気にしていてはダメだ」とつっこむ。「メリーゴーランド」で『とうとうロボが来た!』の古本を見つける。二年ほど前にK田さんの家に泊まりに行ったとき、これおもしろいよ、と勧められたマンガ。これを読むと子供の頃の夏休みの気分を思い出す。子供の頃に感じていた目の前に茫漠と広がる無為な時間、を思い出す。こんな感覚はしばらく忘れていた。四条河原町のバス停で帰りのバスを待つが、バスはなかなか来ず、バス停の前で大声でどなる選挙演説をえんえんと聞かされる。あのおっさんはなんであんなに偉そうに話すのか、なんであの若いやつはあんなに汚い声を出すのか。おお、いやだいやだ。
- 作者: Q.B.B.
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
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