スイカを買った

携帯電話のジョグ・ダイヤルの調子が悪くなったので修理に出した。ジョグ・ダイヤルがきかなくなって修理に出したのはこれで三回目くらい。
保証期間が1年前に切れてしまっていた(僕はもうこの携帯電話を4年使っている!)ため修理に5000円かかるとのこと。4年間かけてためたポイントが4500円分あるのでそのポイントを使うことにした。お店の人は、修理するよりも新しい電話に変えた方がお得かも、みたいなことを言ってくれたんだけれども、僕はこの電話が気に入っているのでやっぱり修理して使うことにした。最近の携帯電話はかっこよすぎて、なんか使うのが恥ずかしい。
対応してくれた女の人がきれいな人だったので、僕はもう少しで「僕とつきあってください」っていっちゃいそうになったんだけれども、なんとか思いとどまった。あの親切さはきっと仕事モードなのだろうしなあ。

   @@@

こないだ師匠からもらったメールに、むしむしするのでスイカを食べた、というようなことが書いてあったので、僕もスイカを食べてやろうと思い、帰り道の生協で1/4のやつを買ってきた。スイカを買ったのは何年ぶりなのだろう。去年は買わなかった。一昨年も買わなかった。もしかしたら僕は初めて自分でスイカを買ったのじゃないだろうか。一人暮らしを初めてからかれこれ12年になるが、僕は12年間スイカを買わずに生きて来た気がする。自分で買わなかったのならば誰かにもらって食べていたのかというとそういうわけでもなく、だからたぶん僕はかなりスイカの少ない20代を送ってしまった。といってもスイカをがまんしていたわけでもなくて、僕ははじめからスイカを選択肢に入れずに買い物をしていた。いつのまにか、スイカは僕の人生に関係のないものになっていた。スイカなんて甘いだけで栄養ないじゃんみたいな、スイカ買うお金があったら納豆買ってごはんにかけて食ったほうがお腹の足しになるじゃんみたいな、スイカなんてブルジョアの食いもんじゃんみたいな、そんな20代だった。カフェで500円でコーヒー飲むんだったら、ラーメン屋でラーメン食ったほうがずっといいやみたいな、そんな20代だった。30代はもうすこし気持ちに余裕をもって、スイカも食べればカフェにも行くという、そんな10年を過ごしたい。
生協のおじさんにきいたら、僕が生まれて初めて自分で買ったこのスイカは糖度10で、あまり甘くないのだという。もっとかんかん照りにならないと甘いスイカはとれないという。糖度12度だとだいぶいい感じで、糖度14だと「ほっぺた落っちゃう」んだそうだ。

   @@@

今度の月曜日に図書館の仕事の面接に行く。それまでに職務経歴書を書いてプリント・アウトする必要がある。「かや子のへそ」もプリント・アウトしなくちゃいけない。僕のプリンターはしばらく前からぶっこわれたままなので、新しいプリンターを買ってこなくちゃ。