ハリーナに行った

バイト後、ハリーナにライブを聴きに行った。このライブはマイミクのあんずさんに教えてもらったもので、しんちゃんというおじさん(ギターと歌)と、ゆきさんというおばさん(歌)がいっしょにやってて、なんでもゆきさんは人生初ライブなんだそうだ。ゆきさんは普段は「チョキチョキ」という床屋さんをしているのだそうだ。のびのびした声がきれいで気持ちよかった。
しんちゃんはときどき聴こえないくらいちいさな音でギターを弾いて、それがとても良かった。でっかかったりはげしかったりするだけが表現じゃないんだよなと、あらためて思う。このライブでは小ささやかすかさの威力を教えられた。ゆきさんも歌の最後の音をすーっとのばしてのばしてだんだん声が小さくなって最後は声なのか息なのかわかんなくなって、その息の振動が空調の振動とか観客の出すちょっとした音とかと混ざり合っていつの間にか消えて行くというような歌い方で、そのかすかさにすごくひきつけられた。
どれだけ小さい音が出せるかということを研究することを、これから僕もやって行きたい。演劇でも、どれだけ細かく動けるかとか、どれだけ少ない動きで演技するかとか、そーゆー小ささやかすかさということを考えることが、もしかしたら大事なんかもしれない。僕は今回の「かや子のへそ」を演出するにあたり、そういった小ささやかすかさを考えながら演出するべきなのかもしれない。とか思ってみたりする。

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あんずさんは僕に佐伯義郎の詩集を貸してくれた。

その他フリーペーパーももらう。


この半ズボン通信は一年中半ズボンで過ごすという山崎さんという男の人にもらった。もちろん今日も山崎さんは半ズボンだった。
ライブの後、初めて会った人たちと少ししゃべる。タカハシさんという女の子からカフェナミダのチラシをもらう。

こんど時間のあるときに行ってみよう。
世の中にはいろんな人がいていろんなことをやってるんだなとあらためて感心した。こういう人たちとは、やっぱし京都みたいにいろんな人が集まってくる場所に住んでいないと、なかなか会うのが難しいんじゃないかと思う。僕の生まれ育った群馬県富岡市では、まずこうやって毎週のようにライブをやっているカフェをみつけるのが大変だものなあ。

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昨日つくったノーバディーズの新曲は、一日時間をおいて聴き直してみるとだいぶ恥ずかしい曲だった。これはなんとしてもつくり直さねば。