今週一週間「かや子のへそ」の稽古がお休みになる。「かや子のへそ」に出演する宮部さんが「五反田怪談」というイベントに出るために東京に行くから。東京の近くに住んでいる人でおっかない話が好きな人は宮部さんたちの怪談を聞きにいってみてください。詳細はこちら。
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昨日欠陥ロケットの『第6話』という演劇を観に行った。感想を書きにくい演劇だった。「水戸黄門」とかだったら、うっかりはちべえがうっかりしてたのがおっかしかったなあ！ とか、印籠を見せたら悪い奴がころっと変わっちゃって気分よかったなあ！ とか、わりと簡単に感想がでてくるんだけれども、このごろの演劇は「水戸黄門」みたいに何も考えなくても感想がすらすら出てくるようなものではなくなっている。
しかしそれにしても、よくわかんない演劇だったなあ。みんな黒い服だし、なんか悲しいことが過去にあった人たちなのかしら？ みたいなことを感じはするのだけれども、その先まで僕の頭は回って行かなくて、途中でぱったりと演劇について行くことができなくなってしまった。どうも最近僕は演劇を楽しめない人になってしまっている。演劇を始めた頃はどんな演劇を観てもわりと楽しめていたのだけれど。演劇を楽しめないのに演劇作品を作ろうとしている俺ってどうよ？ という話にもなるんだけども、逆に言うと、ほかの人がつくる演劇が楽しめないから、自分で楽しめる演劇をつくるのだというふうに解釈することもできなくもないといえなくもないという気がしなくもない。
『第6話』に話をもどすけど、家族がわいわいけんかしたり楽しそうにしてたりする普通の風景も、家族が死んじゃったあとで振り返ってみると、実は結構貴重なものだったのですよ、といったことを『第6話』はあらわしているのかしら、とかも、演劇を観ている最中に考えたんだけど、でも、それがすげえ切実に胸にせまってくるとかいうこともなく、僕は舞台の上で女の人たちが騒いだり嘆いたりするのを人ごとみたいに傍観しているだけだった。
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今日は昼頃から雨がざんざん降って、雷はごろごろ鳴るし、やけに暗いし、暗いせいか僕はひどく眠くなり、５時くらいから１０時くらいまでえんえんと昼寝をしてしまった。今夜は眠れないのじゃないかと心配だ。
