こないだの火曜日、職場の人たちが遊びに来たとき、僕の部屋のトイレの床のタイルがかわいいと言われて、たまげた。トイレ（トイレというよりもお便所と呼んだほうがしっくりくるトイレなんだけど）の床には、親指の爪くらいの水色っぽい白っぽいタイルがいっぱいしきつめてあって、そのなかにちらほらとピンク色の葉っぱの形をしたタイルが混じっている。葉脈もちゃんとついていて、よく見ると結構こったデザインのトイレの床だったのだけれども、僕はそれを特に何ともおもわず、６年半のあいだ見過ごして生活をしてきたのだった。
ほかの人の眼には、僕の眼に見えていない（見えていても意識していない）ものが見えているものなのだなあと感心した。台所のガス・レンジのまわりにこびりついたドロドロの油とか、僕は日々の生活の中でほとんど意識せずに過ごしているんだけど、初めて僕の部屋に来た人の眼には、「うわ、きったねえ台所だな」というふうに見えたのかもしれないなあ。
それから職場の人たちは僕の部屋にあるスーパーファミコンを見て、「あー、なつかしー」と喜んでいた。「ヨッシー・アイランド」と「ドンキー・コング」がおもしろいということを教えてもらったので、早速アマゾンのマケプレで注文した。１００円と５０円。
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水曜日、何ヶ月かぶりでスーパーファミコンの電源を入れて、「スターフォックス」で遊んだ。「スターフォックス」をすると、やはりどうしても敵のビームを回避するときにからだが動いてしまう。
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木曜日は雨がふり、白梅町で職場の人たちと一杯飲んだ。
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金曜日は雨が上がり、木屋町で職場の人たちと一杯飲んだ。
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土曜日、ベトナムからの笑い声の公演を観に行った。怪人の話が一番よかった。美少女戦士が電気女のプラグをつぎつぎ抜いて行くあとから、ヘドロモドロがまたプラグをひとつひとつ差して行くんだけど、美少女戦士は結局電気女のコードの束を全部まとめて切断しちゃって、電気女は死ぬ。ヘドロモドロとかの怪人たちが仲間を助けようとして懸命に戦う姿になんだか涙がでそうになった。
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明日はアトリエ劇研に夏目さんのダンスを見に行く予定。そのあと、夕方から職場の飲み会である。
