もう春が来ている

なんか今日はあったかくて春みたいだった。お、やっぱしもう春が来るのだな、と思うと嬉しくなる。こないだまではんてんを着て銭湯に行っていたのだけれども、今日なんかははんてんなしで銭湯に行き、帰りはTシャツで帰って来た。銭湯の帰りに薄着で涼しい空気の中を歩いてくるのはなんて気持ちのよいことだろう。薄着で歩いても良いとなると、なんだか気分が軽くなる。沈丁花の匂いもして、いよいよ気分が良い。今年の春はすごく良い春になりそうな気がする。ああ、春は良いな。
中学生のときの国語の時間に『枕草子』の勉強をしたんだけど、そんときに先生がぼくらに『枕草子』のパクリの詩みたいなものを書かせて、そんときに僕は「春はあけぼの」というところを「春ははなみず」と書いて笑われた思い出がある。21世紀になってもやっぱり春ははなみずで、というか21世紀はいよいよ春ははなみずで、今日も図書館の閲覧室では読書する人たちがはなみずをすする音があちこちにずるずると聞こえていた。

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ところで、いま京都で一番すごい演劇作品をつくる「わっしょいハウス」という人たちがこんど東京で公演をすることになったらしい。東京の近くに住んでいる人は絶対観に行ったほうがいいと思う。くわしくはここをみてください。
去年ぼくが「わっしょいハウス」の作品を観たときに書いた感想文がこれ(春に観た作品の感想文)とこれ(こっちは秋の終わり頃に観た作品の感想文)。