花言葉

2年くらい前の春に僕にフランス語ブームが来てた時に買った白水社の『フランス語ハンドブック』には花言葉なんかが載っていたりして、パラパラと眺めているとけっこう楽しい。
たとえばazalee(アザレア)の花言葉はこうだ。
J'aime votre demerure. (あなたの家が好き)
うーん、家を好かれてもなあ、と思うのだけど。家とかよりも私のことを好きと言ってほしいな、とか思う。
crocus(クロッカス)の花言葉は、
Je voudrais aimer, mais je ne voudrais pas souffrir. (愛したいけど、苦しむのはいや)
うーん、そういうのってちょっとわがままなんじゃないかしら。そういうのって、おいしいカレーが食べたいけどタマネギをみじん切りにして二時間半弱火で炒め続けるのはいや、みたいな感じかしら。そういう人は湯煎であたためるレトルト・カレーを食べていてください。
pavot(ケシ)は、
L'amour ne me suffit plus. (愛だけではもう駄目)
じゃあ、ほかに何が必要なんだ。やっぱり金か。それともやっぱり肉が欲しいのか。
violette(スミレ)、
Aimez-vous cette fraiche volupte? (こんな快い逸楽はお好き?)
「こんな」とはどんなだ。どれほど快い逸楽なのか。それはやっぱり肉の逸楽なのだろうか。なんだかんだ言ってもやっぱりみんな肉が好きなのかしら。