まるでまだ

新幹線の中ではちくま文庫の『カフカ・セレクション||』を読んだ。カフカはすごいな。
「下を流れる水は川石や木の根を打って、まるでまだ夜はきていないかのようだった」
もう夜なのにまだ夜がきていないかのように錯覚してしまうような川のながれとは、どのようなものなのか。なんとなくわかる気がするけど、でもちゃんとそれをイメージしようとするとよくわからなくなる。