ロリコン

ナボコフの『ロリータ』を読んでいる。読みながら映像がガンガン頭に浮かんで来る小説で、すげえおもしろい。ハンバート・ハンバートが初めてロリータに会う場面とかを読んでいると、でっかいサングラスをかけてショートパンツとちっちゃいブラジャーだけつけたロリータが、太陽の照りつける芝生に寝転んでこっちを見ている映像がバチーンと音をたてるようにして僕の頭に浮かび、「わー! たまらん! 俺もロリコンになってしまおうかしら!」というような興奮である。


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『どどめジャム(仮題)』の第二稿は3分の1くらいまで書けた。第二稿にはもしかしたらどどめジャムが出て来ないかもしれない。今回の戯曲は秋のお彼岸の話なので、どどめジャムよりもおはぎの方がずっと活躍することになる。それにどどめがなるのは6月だ。ちょっと季節外れでもある。しかし『おはぎ』という題名にするのもなんかかっこわるくてダメな感じがする。なにか良い題名はないものか。石かつぎが出て来るから『石』にしようか。しかし『石』もなんか違う気がする。最後まで書けたらなにかいい案が浮かぶのかもしれない。