なんじゃもんじゃなんじゃ

こないだ友達と会って話をしたことを振り返ってみると、結構インターネットで拾った情報をしゃべりあっていたような気がするな、という気がする。話題の半分くらいはネットの話題だったかも。ツイッターでだれかがこう書いていたよ、とか。ポポポポンだよ、とか。だれかのブログのカタカナ用語が意味わかんないよ、とか。ユーストリームでかえ歌を、とか。もんじゅやべえ、とか。しょうちゃんが就職したらしいよ、というのもネットの情報だし、アカネちゃんが同棲しているらしいよ、というのもネット情報だし。ああ、ネットなしでは井戸端会議もできないのかも。と思うも、それがどうした。悪いことしてるわけじゃないだろう。と思うも、それでもネットの外にも世界はあるのだよ、ということを自分の肩をたたいて教えてあげたい。それならばもっと本を読もう。ということになり、市立図書館で借りて来た『素直にわがまま』を読む。これは20年くらい前に絵本関係の雑誌『MOE』に連載された対談をまとめたもので、長新太とか林明子とか高橋源一郎とかが絵本のこととかドラクエのこととかをしゃべっている。林明子宮崎駿の対談というのもあって、そういえば「ポニョ」をみたとき背景の絵の感じが林明子っぽくてきれいだったなと思ったこととかを思い出す。とかいいながら林明子宮崎駿の対談はまだ読んでいないそれにしても。長新太という人はすごいファンキーというか、ナンセンスというか、おもしろいというか、変わっているというか、いや、変わっているのは長新太じゃなくて自己規制をしてしまう世の中の大人のほうが変わってしまっているのかもしれないというか。以前『母の友』に連載されていた「なんじゃもんじゃ博士とゾウアザラシ」しかぼくは読んだことないんだけど、これからちょっと追いかけて読んで行きたくなるなあ、この対談本を読んでいると。