トレイン・スポッティング

昨日の夜、家内といっしょにDVDで『トレイン・スポッティング』を見た。97年くらいに映画館で見たときは「かっけー!」とか思って、思わず2度も見てしまったのだったけれど、今回見てみたらどっと疲れた。なんだろう、あのどこにも逃げ場のない八方ふさがりのノー・フューチャー感は。あのどんよりと停滞した空気のどこにかっこよさを僕は感じたのだったか。最後にユアン・マクレガーは1万6千ポンドをゲットするけど、それってハッピーエンドだったのだろうか。1万6千ポンドくらいで人生をやりなおせたりしないよな、たぶん。一ポンド200円だとすると360万円くらいか。
ああ、どんよりする。このどんより感は最近づつく雨のせいかしら? なかなかなおらない風邪のせいかしら。なんかもっとしゃっきりとしたいな。うわあ、おんもしれえ! としゃっきりとする映画をみたい。
そんな私は友人のY江さんから『人の善意を骨の髄まで吸い尽くす女』を観に行くように勧められているのだった。題名からしてなんだか疲れそう。だけど。同時上映の『善人』(これにY江さんは出演している)は、題名からして善人っぽいので、観に行ってみようかな。これみたらしゃっきりと元気になるかしら。