noise-poitrine2013-09-05

9月5日
 工場では緞子を織り終わり、今日から手機。京紫。
 昨日は妻が娘をお風呂に入れるのを見学していたのだったが、今日は僕が娘の沐浴をする。むずがっていた娘をお湯に入れるととたんに静かになった。お湯の気持ちよさを味わっているのか、羊水に浮かんでいたときのことを思い出しているのか。いつだったか糸井重里が、お風呂という場所は普段熱を放出してばかりいる人間が唯一熱を貰える場所なのだ、みたいなことをどこかに書いていたけど、娘も全身で熱を受けて喜んでいるのかしら。いや、喜んでいるふうには見えない。うっとりというのとも違う。茫然としている、というのが近いか。
 風呂上がりにへその掃除。へその緒の根元のところがまだくっついているんだが(へそに大きな干し葡萄をつっこんだようになっている)、それとへそとの間に消毒液を塗る。
 夕食は昨日いただいたお赤飯の残りとさんま。一匹は焼いて、一匹は刺身にひいて食べる。鯛の骨でだしをとって味噌汁。妻の実家のハナレに住んでいるんだけど、風呂もトイレも台所も別々なので、私たち夫婦はふたりだけで食事をする。赤ん坊が良いおちちを飲めるかどうかは俺の料理の腕にかかっているのだ!