鍵をなくす

noise-poitrine2014-05-17

 あれはおとといのことだったかその前の日だったか、仕事中に保育園から電話がかかって来て、娘が39度の熱を出しているから迎えに来て欲しいという。前日に嘔吐と発熱があったが、おしりに座薬を入れて寝かせたら朝はけろりと涼しい顔をしていたので、黙って保育園に置いて仕事に来ちゃったのだが、やはり熱が出たか、どうしよう。
 妻のお母さんに電話をして、保育園まで娘を迎えに行ってもらう。妻の職場に電話をして、妻には早退をしてもらう。妻は家に置いてある座薬を実家に届ける。私はひき続き仕事。
 仕事が終わると私は家に帰って着替えと歯ブラシを持ち、妻の実家へ。この日は家族3人で妻の実家に泊まることにした。
 妻の実家では、座薬を使わずに両脇を保冷剤で冷やす作戦。ちょっとくらい熱がでてもすぐにどうにかなるわけじゃない。座薬ですぐに熱を下げちゃうよりも、熱にはしっかり菌と戦ってもらうことに。
 娘は熱が苦しいのか、機嫌が悪くぐずぐずと泣いたりからだをよじったり。妻やお母さんが抱いていればそれほどでもないのだが、私が抱くと大泣きをしてのけぞって嫌がる。やっぱし私は娘にとってまだ知らないおじさんなのか、と悲しい。
 翌日、娘には保育園を休ませ、妻のお母さんに一日めんどうを見てもらう。妻のお母さんも風邪気味で調子悪げだったので申し訳ない。
 娘はその後熱を出すことなく、嘔吐もせず、下痢もおさまった模様。

 このごろなんだが生活がばたばたしていて、家の中はちらかり放題、気持ちにも余裕がない。家の中で家の鍵をどこかになくし、さあ、仕事に行こう、というときになって鍵がみつからず、パニックになって家中ひっくりかえし、半泣きになりながら自転車を鬼こぎする、という毎日。土曜日の今日はやっと少し家の片付けができた。
 ベビーカーで娘を連れて近所のYショップにお菓子を買いにいくと、イエローモンキーの「ジャム」がかかっていた。この曲は僕が大学に入った年にはやってて、カラオケに行くと必ず誰かが歌っていたものだった。