連休

 楽しみにしていた連休が終わってしまった。が、ああ、連休を無駄に過ごしてしまった、という後悔はなくて、充実した連休を過ごすことができたな、という満足感みたいなのを感じている。連休の初日の土曜日は娘をあずけて妻とひさびさのデートをしたのだった。朝、喫茶店でモーニングを食べて読書をし、それからビブレでぶらぶらと立ち読みをしたり、新しくできた無印良品に行ったり。そして家に帰って家の掃除。と書くとなんだかデートっぽくないな。デートじゃなかったのかもしれない。けど、二人だけで喫茶店で黙って本を読む、というのはほんと久しぶりな感じで、のびのびリラックスできてとても良かった。で、日曜日から水曜日まではずっと娘と三人で休みを満喫したんだけど、特にどこか遠くに出かけることはせず、近くの公園に行って蟻の巣を観察したり、お弁当を持って宝ケ池に行ってピクニックをしたり、北山のコンサートホールに子供のためのモーツァルトのコンサートを聴きにに行ったり(このコンサートには保育園の同じ組の子が何人か来ていたらしくて、連休明けの保育園の娘の組では「キラキラ星」を歌うのがブームになっていたらしい、というのも、コンサートの最後に「キラキラ星変奏曲」の演奏があり、それに合わせて観客がみんなで合唱をしたから)、妻の実家で天丼とカツ丼とネギトロ巻きをごちそうになったり、親子3人で手をつないで賀茂川を散歩したり。5月の連休こそ、新緑が一番きれいな時期なのだから、緑のあるところで時間を過ごしたい。たぶん、1歳の娘と新緑の時期を過ごすのは今回の5月で最後になるはずなのだから、このやわらかくねばねがした新芽もすぐに固くて黒っぽい緑に変わってしまい、日差しも痛いくらいに暑くなってしまうのだから、できるかぎり連休は家族三人で緑の多いところで時間を過ごしたい。
 前回のブログに書いた英語の勉強をするぞ、という決心は2週間ほどでうやむやになってしまった。というのも、僕に英語ブームの次のブームが来てしまったから。新しいブームはブルースのブームだ。書き忘れたけど、僕はyoji & his ghost band を脱退したのだった。で、バンドをやめてフリーになってみると、次は自分ひとりで、自分のつくった曲を演奏できるようになりたい、という欲求で、だけど今の僕のギターの腕では、せいぜいコードをじゃらんとならしながら適当にうなるだけ、というこころもとない感じなので、それならば伴奏もメロディーも全部ひとりで弾けるロバート・ジョンソンのような演奏を勉強しよう、ということになり、目下ロバート・ジョンソンを練習中である。さしあたり、

をコピーしているのだけど、これを練習していると娘が「とと、いや」とか言って、僕を遠ざけようとする。そうか、やっぱりブルースは子供にとってあんまり快適な音楽じゃないのか。
 ところで、僕が作曲した歌はここで聴くことができます。演奏はザ・ノーバディーズ。ボーカルは僕。ザ・ノーバディーズ、yoij & his ghost band と来て、その次のステップに俺は来ているのだな、と思う。