傘がばさっとなって「野ばら」がかかる

今日はバイトが休みだった。

DVDで黒澤明の『八月の狂詩曲』を観た。
僕はこの映画を確か高校1年生の夏休みに観た。いや、中学3年の夏休みだったかな。その日は花火大会の夜で、友達のとしちゃんちに泊まりに行って、そこでテレビでやってたのを観たんだった。
最後ところで雨の中を走るおばあちゃんの傘がばさってなって、「野ばら」がかかるところに「わー! すげえな!」つって観ていた記憶がある。
今回十何年かぶりに見返してみて、やっぱり雨の中のおばあちゃんの傘の場面がすごくて、「わー! すげえな!」つって泣きそうになってしまった。