「人は死んだら木になるの」をみた

今日は「人は死んだら木になるの」を観て来た! すごくおもしろかった! みっつの団体が同じ台本を違った演出で上演するという企画なんだけど、それぞれぜんぜん違った作品になっていてすごかった! みっつくらべてみると、それぞれの演出家や俳優が世界をどのように見ているのか、感じているのか、みたいなことが作品の向こうに透けて見えるような気がしてすごかった! いくつかの場面では涙が出そうになった! がまんしたけど。特にドアから差し込む斜めの光のおんぶの場面が良くて、そのかっこよさとやさしさとに僕はしびれてしまった。あの「しー」というのが死ぬほどかっこよかった。くわしく書くとネタバレになるので書かないけど。
しかしそれにしてもこの上演を見逃す手はないです。これを見逃して今後の人生を生きて行くのと、この上演を観てから今後の人生を生きて行くのとでは、だいぶこれから先の人生のおもしろさに違いが出てくるのではないかしら。
みっつ全部見ても3000円です。3000円なんていっかい飲みに行くのを我慢したらすぐに作れます。けど、同じ3000円でも、いっかい飲みに行って体験できることよりも百倍くらいすごいことが体験できます! まじで。
ひとつの団体の上演だけを観るよりもふたつか、できればみっつの団体の上演を観た方がよりおもしろいです。日曜日までやってます。
これ
あらすじとかを読むとなんか暗そうとか、怖そうとか、痛そうとか、エロそうとか、へこみそうとか思うかもしれないけど、そんなあらすじは演出家と俳優の人柄でどうにでも変えられるもので、もう本当に全然印象の違うみっつの作品に仕上がってます。その変わりぐあいがとても興味深くおもしろくて、まじでおすすめです。
満席のおそれもあるかもしれないのでとりあえず予約をしてみると良いと思います。

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終演後にいっぱい飲みに行ってバスを逃したので歩いて帰った。銭湯の営業時間にぎりぎり間に合った。壁の向こうの女風呂では、追い出しコンパからの帰りだという大学生たちが婚前接吻はゆるされるべきか否かということを大きな声で話し合っていた。
そんなものが許されていいわけないじゃないか。人生をなめるな。婚前接吻が黙認されているようなこんな日本だからだめなのだ!
チューなんかしている暇があったら「人は死んだら木になるの」を観に行け!
バレンタイン・デーだとかゆってうかれてる余裕があるなら「人は死んだら木になるの」を観に行け!
チョコレートとか買うお金があるなら「人は死んだら木になるの」を観に行け! まじで。
明日は朝から仕事なのでもう寝る。