お食い初め

 はやいもので娘が生まれてからもう101日になる。今日は家に妻の両親と妻のおばあちゃんを招いてお食い初めの儀式をする。
 前もって近所の生鮮館に鯛の丸焼きを予約しといたんだった、それを午前中に受け取りに行く。妻のお母さんがお赤飯を買って届けてくれる。
 お食い初めは2時から。妻のおばあちゃんがお箸で娘に食べ物を食べさせるまねをする。まずは石ころから。お赤飯、蛤、里芋、梅干し、鯛、そしてまた石ころ。この日のために上賀茂神社にいって石ころを拾っておいたんだった。良く洗って乾かしておいたんだった。
 なんで石ころなのか? 固いものでも食べられますように、丈夫な胃袋になりますように、という願いが石ころにはこめられている。
 お食い初めのあと、記念写真をとるのが大騒ぎ。お父さんお母さんがカメラを構えておもちゃを振って「こっち向いて」「あばばばば」と、何十歳も若返ったみたい。

 けっこううまそうじゃん、とのぞき込んでいるところ。