アボガ丼

noise-poitrine2014-05-24

 このごろは娘が朝五時に目を覚ますので、一緒に五時に起きることにしてみた。抱っこひもでお腹にくくりつけて、よしよしと揺らしていると娘はやがて眠る。眠った娘をお腹に抱いたまま、朝に戯曲を書くようにしたら、けっこう集中できる。娘も妻も寝ているから、まったくひとりで二時間ちかく書く時間が取れる。ちょっと目を落とすとすぐに娘の寝顔が見られる。鼻みずが乾いてカピカピになっている。とろうとすると寝ながら首をふっていやがる。あんましいじると目をさましちゃうから、カピカピはそのままにして戯曲を書く。それで戯曲はだいたい最後まで書けたんだけど、どうもばらばらととっちらかった印象で、もうちょっとなんとかしたいと思う。戯曲を書いてるときは暗いトンネルを手探りで歩いてるみたいな感じがするんだけど、今はトンネルの出口が見えている。でも、この出口はどうも間違った出口のように思えてしかたがない。ので、まだもうちょっと書き直す。思いついたことを、たとえば「スーパーマリオ」のファミコンソフトが舞台上に100個くらい散らばってたらおもしろいだろうなとか、一時の思いつきを戯曲に書いて、そんな思いつきをばらばらと書き散らかして、しばらく書き進んでからやっぱしあのとき書いた思いつきはそれほどおもしろくなかった、とか思ってまた戻って書き直したり。ゆだんするとすぐに良い話、こころ温まる話、素敵な話、になっちゃうので、それとの戦い。わけがわからないけどなんかおもしろい、という話を書きたいんだけど、あんましわけの分からないことを書いていると自分のなかでブレーキがかかっちゃって、ついつい、こころ温まる話に戯曲を着地させようとしてしまう。

 昨日はネガポジでライブ。ネガポジは丼のメニューが充実しているので、ここでライブをするときはいつも丼を食べることにしている。ライブのたびにひとつずつ違う丼を食べる。昨日たべたのは「アボガ丼」。とろとろのアボカドのスライスと、卵黄と刻み海苔。おいしいタレがかかっていた。しかし、ちょっと具がさみしい。スモークサーモンとかものっかっていたらだいぶ嬉しいのだが。帰りに小腹がすいたのでコンビニでカップラを購入。寝る前にラーメンを食べるとムカムカとお腹が気持ち悪くなり、それが翌朝まで続くのでいつも後悔する。後悔するのにどういうわけかいつもラーメンばかりを食べてしまう。お茶漬けでも食べればいいのだ。なぜお茶漬けを食べないのか。子供の頃、お茶漬けは消化に悪いから子供はお茶漬けを食べてはいけない、と言われた記憶が、俺がお茶漬けを食べることを阻むのか。